現在の住まいに引っ越してから、私にとって「友人を家に招き、共に過ごす時間」がとても大切になりました。

友人が来ると、お茶やお菓子の準備をするのですが、「友人にソファでくつろいでもらいいながら、私が友人に背を向けて台所でドタバタと用意をする」のは、あまり良いこととは思えません。

そこで、台所、ダイニング、リビングのレイアウトそのものを
・大人数の来客に対応しやすく、すぐにお客様用の食器を取り出せる状態
・友人にも気軽に、ダイニング・キッチンスペースに立ち入ってもらいやすく、お茶が欲しいタイミングで自由に飲んでもらえる状態
に変えることにしました。(ここまでの作業は年末に完了

さらに年が明けてからは、
「友人を歓迎している雰囲気を、もっと出したい」
と思うようになりました。

友人が家に入って、まず目にするのは玄関です。玄関の飾りつけを下のように変えてみました。

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「WELCOME!!」の飾りは、インターネット上で配布されている千代紙素材と、ワードで印刷した文字、家にあった額縁などを利用して作ったもの。時間にして半日ほどかかりましたが、これから訪ねてくれるであろう友人たちの顔を想像しながら作ると、とても充実した時間を過ごした感じがします。

招き猫のぬいぐるみは、私が20歳くらいのときJR難波駅の催し物で購入。置いたときの安定感を保つためでしょうか、胴回りが非常に太くできているので、軽いわりには持ち帰るのが大変でした。

さて、不思議なことですが「これで友人が来ても、大丈夫!」と思うと、友人が訪ねてくる機会は増えます。私自身にも「新しくなったインテリアを見て欲しい」というい気持ちが生まれますので、友人が訪ねてくることが楽しくなります。

時間活用という観点からは、「家事の時間=短縮すべきもの」と考えがちです。確かに手順を考えず、だらだらと時間を浪費してしまう家事のやり方は変えるべきです。
ただ、「家事が楽しい」「もっと居心地のいい家を作り、日々の疲れを癒し、活力を取り戻せるようにしたい」「多くの人に訪ねて来てほしいから、そのための手間暇をかける」など、明確な目的や楽しみがある家事の時間は、人生を充実させるために必要です。

「大事にしたい時間」をより充実させるために、インテリアを変え、自身の振る舞い・動線について考え、家を作っていく。あるいは「模様替えをしたい」という衝動に駆られたとき、「今の生活の何を変えたいと思っているのか?」と自分の心に問いかけてみる。
こういう時間を、これから定期的に持って行きたいと、改めて思いました。