書店には来年の手帳やカレンダーが並ぶ季節となりました。

手書きで記入できる手帳は、時間活用に必要なツール。最近はスマホやPCでスケジュール管理を行っている人もいますが、何かの予定ができたとき、手帳ならば「開いて書く」までの時間が短くてすみます。逆にスマホやPCはロックを解除する・起動するという動作に一瞬の時間がかかる上に、メールやSNSなどスケジュール機能以外のことに気を取られてしまい、無駄な時間を使ってしまうという可能性もあります。

手書きで記入できる手帳とペン。そして、腕時計をきちんとはめていること。このことで「時間にはきちんとした人」という印象を、他の人に与えることもできるようになります。

さて「手帳を2冊使う」という人がいますよね。

●仕事用とプライベート用
●本業用と副業用
●一般的な予定の管理と資格試験の学習計画・趣味の進捗管理
●時間管理用とダイエット・健康管理用
など、目的に合わせて手帳を使い分けるという方法があります。

◆手帳を2冊持つと?

●オン・オフの気分を完全に切り替えたい
●副業を持っていることや、転職活動をしていることが、現在の勤め先にわかってはまずい
●学習予定やダイエットの計画を、一目で見られるようにまとめておきたい
という人には、メリットが大きいのです。

ただし、異なる手帳に予定を書き込むため、知らず知らずのうちにダブルブッキングとなってしまう可能性もあります。

また手帳を使い分けていると「仕事とプライベートの割合」が分かりづらくなることもあります。「この日は仕事が長びきそうだから、趣味にかける時間を削ろう」といった融通が利きにくくなるかもしれません。

◆手帳を2冊持った方が便利な人、便利な場合とは?

まず「仕事が定時で終わる」と決まっている人は、手帳を使い分けることによるダブルブッキングも発生しづらいでしょうから、別の手帳を使ってオン・オフの切り替えができるといいですね。

転職活動や婚活のことを、職場で知られたくないという人は、手帳を使い分けるようにすると便利です。

逆に、フリーランス(私もそうですが)やシフト制の職場で、時間が不規則になりがちな人ほど、手帳は1冊にまとめるべきです。ただし、趣味やダイエットの進捗状況をまとめた手帳を別に持つという方法は、自身の進歩が目に見えるようになりモチベーションが上がりますので、不規則な生活をしていて、なかなか趣味やダイエットに時間を割くことができない、という人にこそ、お勧めです。