時間活用術のイロハ……時間活用コンサルタント河野陽炎の実践講座……

大阪南部在住の時間活用コンサルタント、河野陽炎(こうの かげろう)です。 ライター・コラムニストとしての活動を続けるうち、時間管理・時間活用の大切さ、大変さに直面しました。充実したフリーランス生活を送ることができるよう、日々修行中です。

時間活用術とは?

時間配分だけではなく「配列」も考える

私はかぎ針編みが大好きです。レッグウォーマーなどの小物は、買うことよりも自分で編むことをまず考えてしまうほうです。

今は、少しお高めの毛糸を使って、プレゼント用の服を編んでいます。人に贈るものですから、自分のために編むときよりも、まず手をきれいに洗ってから取り組むなど神経質になりますし、やり直しの回数も普段より多くなってしまいます。

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さて、編み物をする時間をねん出するために、他の時間を短縮することになるのですが、このとき「私は他にやりたいことをとっても我慢をして、編み物に取り組んでいるのよ!」という気持にならないよう、注意しなければなりません。なぜなら、この作品を贈られる人にとって「私はこんなに犠牲になった」という気持を押しつけられても、全く嬉しいことではないからです。

まずは「だらだらと浪費してきた時間」に着目し、その時間を編み物にあてるようにすれば、「今まで無駄に過ごしたと感じてきた時間を、編み物をすることで充実させることができた。本当にありがたい」と感謝することができます。

もう1つ重大なことは「編み物の前後の時間に何をするか」です。編み物の経験がある人にはお分かりいただけると思いますが、編み物は手首や肩に負担がかかります。目も疲れます。そのような疲れを引きずったままでは、身体に良いはずはありません。

そこで私は、編み物が終わったらパワーヨガや、トレイシーメソッドなどの身体を動かすエクササイズを行うようにしています。入浴をするのも効果的ですね。
私にとって、エクササイズを続けることは、ヨットやボートを続けるために必要であり、ぜったいに行うことです。同じ行うならば、編み物の疲れをほぐせるようなタイミングにしたいと考えます。入浴も同じですね。

このように、「特定の時間」に着目するだけではなく、「その時間を効率よく過ごせる前後のタスクの配列」について、時には考えてみるといいですね。

「1日に、同じような作業を集中させる方が効率がいい」と感じる人、逆に「全く異なる作業を取り入れて気分を変えていくほうがいい」と感じる人、その感じ方はそれぞれでしょう。
私の場合は
・書籍の執筆ならば、半日から1日かけて同じテーマに取り組んでいきたい
・依頼された2000字から3000字程度の原稿ならば、1日あたり1本から多くて2本にして、気分を変えていきたい
という考えのもとに、1日のスケジュールを考えています。

また私も女性ですから、身体のホルモンの波に影響されます。「集中力が続きにくい日」「長く仕事をしても疲れない日」の波はあります。基礎体温表をつけて、体調の波を把握しておき、時間配分と配列を考えることに活かしています。

河野陽炎 公式サイト → http://www.ican.zaq.ne.jp/kagerou/index.html

セミナー・講演等のご依頼は → http://www.ican.zaq.ne.jp/kagerou/service2.html

家事の時間は本当に短縮すべき?

現在の住まいに引っ越してから、私にとって「友人を家に招き、共に過ごす時間」がとても大切になりました。

友人が来ると、お茶やお菓子の準備をするのですが、「友人にソファでくつろいでもらいいながら、私が友人に背を向けて台所でドタバタと用意をする」のは、あまり良いこととは思えません。

そこで、台所、ダイニング、リビングのレイアウトそのものを
・大人数の来客に対応しやすく、すぐにお客様用の食器を取り出せる状態
・友人にも気軽に、ダイニング・キッチンスペースに立ち入ってもらいやすく、お茶が欲しいタイミングで自由に飲んでもらえる状態
に変えることにしました。(ここまでの作業は年末に完了

さらに年が明けてからは、
「友人を歓迎している雰囲気を、もっと出したい」
と思うようになりました。

友人が家に入って、まず目にするのは玄関です。玄関の飾りつけを下のように変えてみました。

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「WELCOME!!」の飾りは、インターネット上で配布されている千代紙素材と、ワードで印刷した文字、家にあった額縁などを利用して作ったもの。時間にして半日ほどかかりましたが、これから訪ねてくれるであろう友人たちの顔を想像しながら作ると、とても充実した時間を過ごした感じがします。

招き猫のぬいぐるみは、私が20歳くらいのときJR難波駅の催し物で購入。置いたときの安定感を保つためでしょうか、胴回りが非常に太くできているので、軽いわりには持ち帰るのが大変でした。

さて、不思議なことですが「これで友人が来ても、大丈夫!」と思うと、友人が訪ねてくる機会は増えます。私自身にも「新しくなったインテリアを見て欲しい」というい気持ちが生まれますので、友人が訪ねてくることが楽しくなります。

時間活用という観点からは、「家事の時間=短縮すべきもの」と考えがちです。確かに手順を考えず、だらだらと時間を浪費してしまう家事のやり方は変えるべきです。
ただ、「家事が楽しい」「もっと居心地のいい家を作り、日々の疲れを癒し、活力を取り戻せるようにしたい」「多くの人に訪ねて来てほしいから、そのための手間暇をかける」など、明確な目的や楽しみがある家事の時間は、人生を充実させるために必要です。

「大事にしたい時間」をより充実させるために、インテリアを変え、自身の振る舞い・動線について考え、家を作っていく。あるいは「模様替えをしたい」という衝動に駆られたとき、「今の生活の何を変えたいと思っているのか?」と自分の心に問いかけてみる。
こういう時間を、これから定期的に持って行きたいと、改めて思いました。

今年、やりたいこと

2016年は暦の関係もあり、「正月三が日が過ぎればすぐに仕事」という方も多かったのではないでしょうか?
私も4日の日中に、東京から来た友人と「美々卯」でお昼をいただいたのを最後に、昨日の夜から金融関係の原稿に取り組んでいます。

さて私は、年末年始の休暇に「やりたいこと」をリストアップしました。できるかどうかは関係なく、考えると楽しくなるようなことを、まずはリストアップしていくのです。

その一部をご紹介すると
・2億円を稼ぐ(パートナーや家族との幸せな生活のために)
・新しいノートパソコンを手に入れる
・友人を家に招いてお話したい
・ヨットに、もっとうまく乗れるようになる
・午前中は仕事、午後には自分の好きなことをする生活
・英語能力を高める(特にヒアリング、海上無線の試験で必要なため)
・酸欠作業・硫化水素の資格(労働安全衛生法による)を取る
・電子書籍の執筆を進める(1月上旬には1冊リリースする)
・編み物(私は鉤針編みが好きです)をする時間を取る
・冷蔵庫に野菜・果物をいっぱいストックしておく
……

そして、各項目を「経済面(キャッシュフロー、資産)」「人間関係」「仕事」「健康」「趣味」「欲しいもの」に分類します。どれかの分野に「やりたいこと」が偏っている場合、人生全体のバランスが悪くなるので、気をつけます。
抽象的な目標は、できるだけ具体的にするのもいいでしょう。たとえば「温泉旅行に行く」だけではなく、冬なのか夏なのか、豪華旅館がいいのか、小規模でアットホームな行きつけの宿にするか、など具体的にしていきます。

そして、項目ごとに「短期で叶えるもの」「中期」「長期」の分類もすることがあります。たとえば「2億円を稼ぐ」というのは長期の目標に分類されるでしょうし、新しいノートパソコン(資産)を手に入れるのは、今のマシンの調子が悪くなりつつあるため、切羽詰った短期の目標と言えます。

私はこのリストを手帳に貼って、いつでも見られるようにしています。実現したものは線を引いて消す、興味のなくなった目標は「なぜ?」の部分を見つめた後、やはり線を引いて消す、逆に1年の途中で欲しくなったものや、したくなったことは書き加えるということを繰り返します。

このリストには、人生の時間がなんとなく過ぎてしまうことがなくなり、いつも積極的にに目標に向かっていけるようになる、という効果もありますが、そもそもこのリストを書くときには、楽しいことばかり想像しているので、リストを見るだけで楽しい気持ちになるというのも、大きなメリットかなと思っています。

「終わり」の時間を設定する

しなければならない事があるのに、先延ばしにする。
いわゆる「先延ばしグセ」への対処法として、「締切時刻を設け、それまでに物事を終わらせるよう行動する」という方法があります。

一方、「しなければならない事をしていない」ということは、「何か他のことをしている」とも言えます。
・勉強しなければいけないのに、それをせずにゲームをしている
・仕事をしなければいけないのに、それをせずにだらだらとコーヒーを飲んでいる

このような場合は「今していることに、終わりの時間を設定する」という方法も考えましょう。


また、
・明日取り組んでもいい仕事を、夕方に始めて深夜まで続けてしまう
・勉強が面白くて、ついつい徹夜をしてしまう
のような場合も注意が必要です。

仕事には、締め切りもありますし、成果を待っているお客様もいますので、締め切りの前には徹夜をしたり、1日のほとんどを仕事に費やさなければならない、ということもあるでしょう。ただ、そのような仕事のやり方は「短距離走」を走るようなもので、長期間続けることはできません。また、長時間にわたって執筆作業を続けていると、原稿の質が落ちてくる・誤字などへの注意が散漫になるということもあります。


そのため、その日の仕事を始める前に「今日はどのような作業をして、何時までに終わる」と決めておくのが良いと、私は思います。


「止めたいのに、自分の意志では止められない」
こういう場合は、心の問題が潜んでいることがあります。

心に寂しさを抱えていたり、うまくいかない現実へのストレスを感じている場合、あるいは精神的な疾患にかかった場合などに、アルコールやギャンブルだけではなく、恋人や友人への依存、仕事への依存(ワーカホリック)、SNS・インターネットへの依存などが起こることがあるのです。


また、依存症に陥っているご本人は、
 「私は、依存なんかしていない」
と思っていても、周りの人からは
「様子が変だ」
と思われる
ケースもあります。
健康を損ねたり、友人を失ったり、様々な問題が起こるまで、本人は気付かないこともあるのです。


依存が強まって、生活に支障をきたすほどになった場合には、依存症に関して書かれた書籍を読んで知識を得たり、思い切って専門家に相談することを考えても良いかもしれませんね。

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時間管理ではなく時間「活用」という言葉を選ぶ理由

私は時間管理という言葉を否定するつりはありません。
ただ、あえて時間「活用」という言葉を選んだ理由があります。

「管理」という言葉を辞書で引くと、次のようにあります。

goo辞書「管理」より引用


ある規準などから外れないよう、全体を統制すること。「品質を―する」「健康―」「―教育」

事が円滑に運ぶよう、事務を処理し、設備などを保存維持していくこと。「―の行き届いたマンション」「生産―」
法律上、財産や施設などの現状を維持し、また、その目的にそった範囲内で利用・改良などをはかること。

また「活用」には次のような意味があるようです(goo辞書より)。

物や人の機能・能力を十分に生かして用いること。効果的に利用すること。「学んだ知識を―する」「資料を―する」


時間は有限ですので、有限なものを統制し、円滑に利用できるようにし、さらに改良などを図っていくことは重要です。ただ「管理」という言葉について、私としては「『今、あるもの』を全てであると考え、『今、あるもの』をうまく使っていく」という意味合いを感じてしまうのです。

人生には、「今、あるもの」「今の自分が予想できるもの」だけが全てではないと思ってしまう瞬間が来ます。いいことも、悪いことも、予想外の方向から、びっくりするような形でやってくることがあります。

たとえば「何か楽しそうなことがやってきた!」という場合に、自分の作り上げた「時間管理の枠」から外れているからと、喜んで飛び込めないのがいいのか?
それとも「楽しそうだから、そのことのために自分の持っている時間を生かして使っていこう!」と思えるのがいいのか?

あくまでも私の感覚として、後者のほうが幸せな人生を送れるだろうと思うのです。

私はフリーランスですので、新しい案件を請けるか・請けないか、新規事業を始めるか・やめておくか、という決断を頻繁に迫られます。
「自分の持つ時間という資源を活かして、新しい案件に取り組もう」と思える機会が、できるだけ増えるようにという願いを込めて「時間活用術」という言葉を使うようにしています。

最近になって、ホームページ上でもご案内することにしたサービスがあります。これも、初めての相談をお請けしてからホームページでご案内するまでに、長い年月がかかりました。それでも「この仕事に取り組んでいると楽しい」という自分の思いを、信じてやっていきたいと思います。

ホームページ簡易診断サービス(フリーランス、SOHO向け)
http://www.ican.zaq.ne.jp/kagerou/service3.html

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