時間活用術のイロハ……時間活用コンサルタント河野陽炎の実践講座……

大阪南部在住の時間活用コンサルタント、河野陽炎(こうの かげろう)です。 ライター・コラムニストとしての活動を続けるうち、時間管理・時間活用の大切さ、大変さに直面しました。充実したフリーランス生活を送ることができるよう、日々修行中です。

時間活用術とは?

手帳は何冊もつか?

書店には来年の手帳やカレンダーが並ぶ季節となりました。

手書きで記入できる手帳は、時間活用に必要なツール。最近はスマホやPCでスケジュール管理を行っている人もいますが、何かの予定ができたとき、手帳ならば「開いて書く」までの時間が短くてすみます。逆にスマホやPCはロックを解除する・起動するという動作に一瞬の時間がかかる上に、メールやSNSなどスケジュール機能以外のことに気を取られてしまい、無駄な時間を使ってしまうという可能性もあります。

手書きで記入できる手帳とペン。そして、腕時計をきちんとはめていること。このことで「時間にはきちんとした人」という印象を、他の人に与えることもできるようになります。

さて「手帳を2冊使う」という人がいますよね。

●仕事用とプライベート用
●本業用と副業用
●一般的な予定の管理と資格試験の学習計画・趣味の進捗管理
●時間管理用とダイエット・健康管理用
など、目的に合わせて手帳を使い分けるという方法があります。

◆手帳を2冊持つと?

●オン・オフの気分を完全に切り替えたい
●副業を持っていることや、転職活動をしていることが、現在の勤め先にわかってはまずい
●学習予定やダイエットの計画を、一目で見られるようにまとめておきたい
という人には、メリットが大きいのです。

ただし、異なる手帳に予定を書き込むため、知らず知らずのうちにダブルブッキングとなってしまう可能性もあります。

また手帳を使い分けていると「仕事とプライベートの割合」が分かりづらくなることもあります。「この日は仕事が長びきそうだから、趣味にかける時間を削ろう」といった融通が利きにくくなるかもしれません。

◆手帳を2冊持った方が便利な人、便利な場合とは?

まず「仕事が定時で終わる」と決まっている人は、手帳を使い分けることによるダブルブッキングも発生しづらいでしょうから、別の手帳を使ってオン・オフの切り替えができるといいですね。

転職活動や婚活のことを、職場で知られたくないという人は、手帳を使い分けるようにすると便利です。

逆に、フリーランス(私もそうですが)やシフト制の職場で、時間が不規則になりがちな人ほど、手帳は1冊にまとめるべきです。ただし、趣味やダイエットの進捗状況をまとめた手帳を別に持つという方法は、自身の進歩が目に見えるようになりモチベーションが上がりますので、不規則な生活をしていて、なかなか趣味やダイエットに時間を割くことができない、という人にこそ、お勧めです。  

「いつ勉強してんの?」

私はライターコラムニストとして原稿を執筆している時間がもっとも長いです。もちろん、取材のために徒歩と電車で出かけることもあります。

さらに、闘病者として病院へ通うこと、日常生活を成り立たせるための家事・買い物も大切に考えます。これらをおろそかにすると、集中力がなくなり、ろくでもない原稿しか書けなくなるとともに、顔色が悪くなり、髪もパサついて手入れが大変。毎日、一定の時間をかけて自分の身体をケアし、「お疲れ様」と語りかけます。

以前から好きだった洋画鑑賞と、企業サスペンス小説を読むための時間も確保したいです。
さらに、2015年の初夏からは、ディンギーヨットに乗り始めたので、ヨットハーバーへも行っています。

仕事と趣味の中間にあるのが「資格を取る」こと。ライターには免許・資格は必要ありませんが、変わった資格を持っていることで注目を集めることができます。2015年には業務としてチェーンソーを取り扱うことができる講習を受けたり、Webプロデュースの試験を受けて落ちたり、応用情報技術者試験に予想外の合格をしてお腹を壊したりと、いろんなことがありました。

さて、私がとても嬉しかったのは、ごく最近、親しくなった魅力的な人から、「いったい、いつ勉強してんの?」と不思議そうに問われた瞬間です。
このように言ってもらえるのは、時間活用がうまくできていることの表れだと思うのです。仕事、趣味、日常生活……などの切り換えがきちんとできているから、遊び仲間から見た私が「ちゃんと遊びを楽しんでいる」ように見えていること、そして「もっともっと、頑張らなくちゃ……」といった苦しさ・葛藤が、遊び仲間には伝わらずに済んでいるということでしょう。

時間活用術は、色々な予定を詰め込んで、息を切らして人生を歩いていくためのものでは、ありません。
色々な予定に取り組みながら、楽に息をして、マイペースで生きていくために、活用するものなのです。

時間の使い方を記録する

時間活用術に取り組む前に、まずは「今、どんな不満があるのか?」を明らかにしましょう。

◆やることが多すぎて、1つの事にじっくり取り組む時間がない
◆なんとなく無駄に過ごしている時間が多く、充足感がない

この2つの不満について、解決法は全く異なります。

不満の輪郭を明らかにするために役立つのが「今、どんな時間の使い方をしているのか」を記録することです。「なんとなく、もやもやとした不満」が、記録することで輪郭を持ち始めます。

記録し、改善すべき点を明らかにして、次の日の時間配分に役立てることを1週間ほど続けましょう。1週間にわたり、全ての曜日について記録をすると、次の週、次の一か月、といった長期的な計画も立てやすくなります。

あまりにも詳細な記録を取ろうと、初めから力を入れると疲れてしまいます。簡単なメモ程度でもかまわないので、まずは「記録する」ことから始めてみましょう。

↓↓↓記録用紙を作成してみました
http://shikakuwriter.web.fc2.com/time/24hours.pdf


具体的な問題ほど、具体的な解決法が見つかりやすい

時間活用について知りたい・実践したいと考えている人は「現状になんらかの不満がある」のかもしれません。あるいは「不満はないが、より充実した時間を過ごしたい」と考えているでしょうか?


時間活用術にいきなり取り組み始めるのではなく、「何が問題で、どう解決したいのか」を考えるようにしましょう。問題が漠然としていると、対処を行うことができないものです。逆に問題が具体的になればなるほど、具体的な対処法が見つかりますので、まず「今、感じている問題」を書き出しましょう。


 ・「1日2時間、筋トレをする」と決めたが、実際には1時間ほどしか取れない
 ・独学で資格試験合格を目指しているが、学習内容が理解できず、時間だけが流れてしまっている
 ・思ったより費用がかさんでしまっている


次に「なぜ問題が起こっているのか」をより深く考えます。たとえば「1日2時間、トレーニング」が続かなくなったなら、理由として何があるでしょうか?

 ・仕事が忙しくて1時間程度しか時間が取れない
 ・トレーニングの内容が体力的に厳しく、1時間で息が上がってしまう
 ・計画を立てた時点では思いもしなかった理由(家族の急病など)に時間をとられている


ここまで考えれば、解決方法が見えやすくなります。


 ・今は仕事を優先すべきときと考え、いつでも2時間のトレーニングを再開できるよう、体力づくりは続ける
 ・自分の体力に合ったトレーニングを見つけ、徐々にできる時間を増やしていく
 ・家族間で、今後の生活について話し合いをもち、家事代行サービスの利用なども検討して、家族全員が納得いく方向性を考える


このように、「具体的な問題ほど、解決につながる答えが見つかりやすい」ことを、常に意識しましょう。

河野陽炎 公式サイト → http://www.ican.zaq.ne.jp/kagerou/index.html

セミナー・講演等のご依頼は → http://www.ican.zaq.ne.jp/kagerou/service2.html


継続よりも断続を目指そう

「もっと有効に時間を使いたい!」
「手帳を買って活用するぞ!」
と意気込んでいるとき、その意気込み自体は決して悪いことではありません。

ただ「その勢いは、永遠には続かない」「いつか、熱意が冷めることがあるかもしれない」ということも、同時に意識しておきましょう。

人間の気持ち・感情に波があるのは当然のことなので、「熱意が冷めた」ことを責める必要はありません。
ただ「熱意が冷めたら、どうするか」を予め考えておくのが良いでしょう。

時間管理術は1年、2年と継続していくことになります。長く続けていく中で、1日や2日の休憩があっても、大した問題ではないでしょう。「1日サボったからもうダメだ」と考える人ほど、自分を追いつめてしまい、継続が難しくなります。

「1日休んだ」ことよりも重要なのは、「休みの後で再開できること」です。 継続することができれば一番いいのですが、自分を追いつめるのではなく「断続を目指そう」「休んでも再開できればいいのだと、気楽に構えよう」と考えることが大切でしょう。

河野陽炎 公式サイト → http://www.ican.zaq.ne.jp/kagerou/index.html

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